彼岸花と県政
風が心地よい。秋の知らせか彼岸花を見つけた、花瓶に生けようとハサミを入れると茎から水が流れ出る。すごく水分を吸い上げる力のある花なのだ。だからか、田んぼの淵や川の近くで揺れている。紅色が可愛く映える。
県政で沸き起こる混乱や公務の後退で見えてくるものは当事者の声や現場で働く者の声が軽視されている点だ。
医療現場で長く働いてきた、ある女性が教えてくれた。「誰もが弱者になる」「弱い人たちをどう扱うかでその社会が分かる」と。
質問で取り上げた大学無償化問題では離婚、DV避難、死別の家庭が制度から外れ、障害児のリハビリ支援の打ち切り問題では、大事な議論の場から、保護者も担当教員も外された。国政でも県政でも共通して、社会的弱者や少数者が軽く扱われている現実が見える。
彼岸花も人間も水をたくさん吸収する。だから共に生きられる。痛みや声を吸い上げる力が政治や行政の場でも活きるなら、多様な花が咲く様な社会をつくれるかもしれない。県政に吸い上げる力を。


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