長時間労働をゆるす国、残業代増やす県、働き方改革とは
長時間労働は、心も体も蝕む
高市政権は、時間外労働の上限規制、月80時間をさらに緩和する検討を指示しました。国は働きたい人が長時間働けるようにと説明しますが、実態は低賃金がゆえに、長時間労働や副業する方が多く、過労死等の労災認定件数は最多を更新中です。
過労死や家庭と仕事のバランスでも長時間労働は規制し賃上げで暮らせる労働改革こそ必要です。
残業代1.5倍で残業は無くなるか
県は9月東京の株式会社ワークライフバランスと協定を結び、県職員を対象に残業代の割り増し賃金率を大幅に引き上げて残業時間を減らす方針です。今後は条例を制定し、来年度から現行の割り増し率25%を50%へ引上げます。
担当課は「時間外に対する意識改革を進める」と説明していますが、本当に意識変化で残業が減り、働き方改革が進むのでしょうか。疑問を感じます。
そもそも、人手不足が解消しない中で一人が抱える仕事量が増え、残業しなければならない状況を生んでいるのではないでしょうか。
仕事内容の見直し抜きに職員に「意識改革」を求めても、無理があるように思います。
人が大事にされる働き方改革とは
条例による割増し賃金である事から、県は増えた残業代部分を払う。つまり、県民が払うと事になります。残業は良くないとの共通認識は進むでしょうが、一方で時間を気にして、効率化が優先されてしまい、業務の質より時間内に終わらせねばならないと言うプレッシャーや持ち帰り残業につながりかねないとも思います。
県の言う「しっかり成果を出して仕事も早く終わらせる」との考え方は一見、いい事に聞こえますが、簡単ではありません。働く人は、やりがいを感じる良い仕事を望んでいます。時間だけで計れませんが、頑張りがいのある環境づくりとは何でしょうか。まずは、働く人の声を聞く実態調査が必要だと思います。

